ベルダデッキとは

ニュージーランドで植林されたラジアタパイン(ニュージーランドパイン)無節材を最先端の技術で柾目に製材・加工した無垢のウッドデッキです。
ニュージーランド北島の中央、温泉で有名なロトルアに本拠地を置 くキーランド(Keyland Decking Solutions)が製造、販売を行なってお ります。

美しい外観と画期的な性能および環境への配慮も評価され、ニュージー ランドの他、ヨーロッパ、南太平洋諸国では15年以上にわたり使用され ており、日本での販売実績は既に6年以上になります。
とげやひび割れが発生しないこと、またやさしい外観から、日本では住宅や別荘の他、保育園・幼稚園で多く採用されてきました。
最近では、「星のリゾート・星のや富士」、震災復興関連の「釜石・大町広場」や「陸前高田・箱根山テラス」等、その採用分野も多岐に広がって来てお ります。

星野リゾート富士
星野リゾート富士
大町ひろば
大町ひろば
箱根山テラス
箱根山テラス

ベルダデッキができるまで

丁寧に育てられた健康な苗木を植林し、無節材となるように何度かの枝打ちを行い、
真っ直ぐに成長したラジアタパインの成木がベルダデッキの材料となります。

ベルダデッキの材料は、最先端の柾目挽き技術を駆使し製材されます。
ひび割れは年輪に対して直角に発生しますので、板目に製材されたものは様々な問題を引き起こします。
それに対し、柾目に製材された板は、ひび割れやとげを最小限に抑え、寸法の安定性にも優れています。

柾目製材は製材の技術だけでなく、同時に原木の太さも関係します。国産の細い 杉等では柾目の板を取ることは難しく、28年程で直径30cm以上にまで成長する ラジアタパインだからこそ可能な製法と言えます。

独自の最終仕上げは、経年劣化からより長く木材を保護する為に従来の塗料の欠点を研究し、同時に特許取得済のオイル注入コーティング製法の開発を行いました。この製法により、デッキ用保護オイルと顔料の注入を行うことで、従来のハ ケ塗りや吹き付けによる色つけとは、格段な仕上がりの差を実現しています。

ウッドデッキを含む殆どの木材は、表面が保護されている限りとても高い性能を発揮します。特に、最初に行うコーティングは、風化の初期段階において木材に 自然な弾力性を保たせることができる為、とても重要な工程と考えております。

年月の経過とともに、油分は木材内部に残っている一方で、表面部分の風化は起こり得ます。表面の美観を維持する為、またささくれや割れ等の原因となりえる表面劣化を防ぐ為にも、簡単に出来る定期的な再塗布を推奨しています。

ベルダデッキの防腐防蟻処理

木材保存剤MicroPro®MCAについて

ベルダデッキには、MCA(Micronized Copper Azole)という 木材保存剤がMicroPro加圧注入法により注入されています。

MCAは、微粒子化炭酸銅(銅)とテブコナゾール(アゾール)の混合物で、これらがシロアリ、キクイムシ、また腐朽菌からの保護に効力を発揮します。

長期的な野外杭試験、室内腐朽試験、室内耐蟻性試験の結果、アミン銅防腐剤処理木材製品(ACQ)と同等以上の耐腐食性を示し、接地・非接地ともに50年以上の耐久性が認められています。
(注:接地使用と非接地使用では必要注入量が異なります)

  • 長期的な試験の結果、接地・非接地ともに50年以上の耐久性が認められています。
  • 急性経口毒性試験LD50の結果が、2000mg/kgでありカフェインよりも安全な薬剤です。
  • 銅の溶脱がACQと比較して約6分の1以下程度であり、安全性と耐久性の高い薬剤です。
  • 銅の溶剤に有機溶媒を使用していないので、人体及び環境への影響が少ない安全性の高い薬剤です。
  • イオン性の銅ではないので、他の銅系防腐剤の問題点である電蝕の危険性が殆どありません。
急性経口毒性